3回目の勉強会
孤独・孤立化している被災者の事例を共有し、事例から学ぶとともに、今後の地域活動の取り組み方針の検討の一助とするため、被災者と地域の交流から見た課題について共有をおこないました。
ゲストスピーカー団体
〇スタディライフ熊本(ソナエトコ)
ホームページ:http://sonaetoko.net
〇特定非営利活動法人バルビー(BULBY)
ホームページ:http://bulby.net
交流会などの周知・参加を促す工夫
・訪問している担当者から直接の声掛け、多くのみなし入居者が住んでいる団地の集会所での開催など(場所を限定する)。
・行政との協働で、行政で把握している住民への周知は隙間なく配布してもらう。
・わかりやすいチラシを作成。
・支え合いセンターと協力し、参加しない人にはその人にあう機会やコミュニティにつなげる。
・交流会を開催する団体と個別訪問をする団体の連携が重要。
・それぞれの人がテーマにそって話す体験をするなど、人との関係づくりの難しい人に対して、安心して人に会える場を提供する。
積極的に交流できる雰囲気づくり
・日常生活にある年次行事をとり入れ、経験者から教えてもらう、教えるという関係性を作る。
・交流会で孤立することもあり得るため、作業をすることで周りも声がかけやすく、話ができるきっかけになる。
・参加者が得意なことを発揮できる環境を作る。住民がやりたいことを提案できる雰囲気。
・子どもを連れてこられた場合、子どもを話題にして話はじめる。
・コーヒーの香りは ひとつのツール、会話の入り口になる。
生活再建した地域で、環境の変化や交流がないことでの影響
・民生委員や自治会長が、被災者が多く来ているからという高い意識があると、被災者に関係なく、地域として取り組むという方向にかわりつつある。
・交流がないと、孤独感からも外に出ることや生活していくことさえも面倒となり、悪循環が増幅。
・自治会等や民生委員と協力して心配な世帯等を把握。
同じような境遇の人たちも集まれるような場が必要
・同じ趣味という共通点で積極的に集まるなど、地域とは別のところの集まりには意味がある。
・大きな交流会を入り口にして、地域、趣味、困りごと別に誘導してあげられるのはよい。
・多様な集まりの場があり、ひとりひとりが行きやすい場を選択できる環境が整うのが理想。
・偏見を注意しながら、集える場を選択できるようにする必要がある。
※詳細は「第385回火の国会議議事録」を御覧ください
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火の国会議(令和2年7月豪雨)+Web
毎週火曜日 18:00~
第1週目は勉強会を実施中!
「火の国会議+Web」では、各支援団体の活動状況、各地の被災状況、日々変化する被災地ニーズ、支援物資、助成金情報等の様々な情報共有の場となっております。熊本地震から続いている火の国会議には現在も多種多様な支援団体が参加しており、連携による効果的な支援が構築されています。
新型コロナウイルス感染症対策として、Webでの参加も可能となっております。下記アドレスに参加希望の旨をメールいただくと参加用URLを返信いたします。
▶︎info@kvoad.com
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次回の火の国会議は、11月2日(火)
これまでの意見を集約し、総括したうえで今後の活動方針の策定を予定しています。